脇脱毛は何回通えば効果が現れる? 期間や料金の目安まで徹底解説
脇脱毛をしてムダ毛をなくせば、ノースリーブや半袖の服を自信を持って着られますよね。さらに、ムダ毛がなくなることで自己処理の回数が減り、肌に負担がかからなくなるため、脇の黒ずみも解消されます。
しかし、脇脱毛に通う際に気になることは、「何回くらい通えば効果が現れるの?」ではないでしょうか?
そこで本記事では、脇脱毛は何回くらい通えば効果が現れるのか、また医療脱毛と脱毛サロンのどちらに通うべきかまで、詳しく解説していきます。
脇脱毛は何回通えば効果が現れる?
実は医療脱毛に通う場合と、脱毛サロンに通う場合では、脇脱毛で効果が現れる回数が異なります。その理由は、脱毛機器のレーザー出力が異なるためです。
医療レーザー脱毛と光脱毛(フラッシュ脱毛)では脱毛機から照射されるレーザーの波長が異なります。広範囲に優しく作用する光脱毛に対し医療脱毛は集中的にパワーを発揮。そのため1回あたりの脱毛効果は圧倒的に医療脱毛の方が高くなるのです。
医療脱毛と脱毛サロンの施術の違いを図解してみます。以下の画像をご覧ください。
まず脱毛サロンの光脱毛ですが、光を照射して毛のメラニン色素(黒色の部分)に反応させます。ただし、脱毛サロンの光脱毛は照射パワーが弱く、毛根や周辺組織を破壊するまでには至りません。
一方、医療脱毛は光より強い照射パワーのレーザーで毛根や周辺組織を破壊します。医療脱毛では毛根や周辺組織を破壊するため、毛が再び生えるのを抑えられます。
このため、医療脱毛は脱毛サロンの光脱毛に比べ、効果を実感する回数が少なく済むわけです。
以下、一般的な脇脱毛で効果を感じるまでの回数と、ツルツルになるまでの回数です。
医療脱毛 | 脱毛サロン | |
効果を実感 できるまで |
4〜6回 | 6〜8回 |
ツルツル になるまで |
8回以上 | 12回以上 |
ご自身の毛量や毛質にもよりますが、一般的にクリニックで脱毛した場合、効果を感じるまでには4〜6回、ツルツルになるまでには8回以上かかります。
一方で、脱毛サロンで施術した場合は、効果を感じるまでには6〜8回、ツルツルになるまでには12回以上の施術が必要と言われています。
これだけ見ると、医療脱毛の方が早く効果を感じられ、メリットも多く感じますよね。
しかし、ここで注意すべきこととして、医療脱毛の施術は痛みが強くなる傾向にある点を理解しておきましょう。痛みについては、後ほど詳しく触れていきます。
なぜ1回では効果がないの?
繰り返しになりますが、脇脱毛で効果を実感するには、医療脱毛で4〜6回、脱毛サロンで6〜8回通わなければなりません。
それではなぜ、1回では効果を感じられず、複数回通わなければならないのでしょうか? この理由は、毛の生え変わりの周期である「毛周期」にあります。
私たちの体毛は【成長初期】⇒【成長期】⇒【退行期】⇒【休止期】という周期で生え変わりを繰り返しています。このうち、脱毛効果が最も大きいタイミングが【成長期】です。
毛周期の中でも「成長期」の毛は、根が深くメラニン色素が濃くなるため、効果的な脱毛が可能。「成長期」の毛の割合は、全体(生えている毛)の10%~20%とされています。
つまり、成長期の毛は多くても全体の20%程度のため、1回だけ施術をしても、残りの80%の毛には脱毛効果がありません。これが脱毛が1回では効果がない原因ですね。
永久脱毛とはツルツルになることではない!?
脇脱毛を医療脱毛で行い「永久脱毛したい!」と考えている方も多いですよね。しかし永久脱毛とは、永久に毛が生えてくるわけではないのです。
「永久脱毛」とは、施術後に生えてくる毛の本数が減り、その状態を長い期間維持できる脱毛を指します。永久脱毛を行った場合でも、毛がまた生えてくる可能性があります。米国電気脱毛協会によると『最終脱毛をしてから1ヶ月後の毛の再生率が20%以下であれば永久脱毛と認める。』とされています。
つまり、永久脱毛とは「永久に毛が1本も生えてこない状態」になれるのではなく、「新しい毛の再生率が20%以下の状態をキープできる状態」ということです。
もし、産毛1本すらない完璧なツルツル素肌を求めるのであれば、「ニードル脱毛」という方法が効果的です。ニードル脱毛は、毛穴の1つ1つに直接針を刺し、電流や高周波を流して脱毛するので、レーザーが反応できない細い毛や薄い毛にも効果を実感できます。
しかし、毛穴に針を挿入するので、レーザーや光脱毛とは比較にならないほどの痛みが伴い、料金も高額になる点を押さえておきましょう。
脇脱毛にかかる期間はどれくらい?
すでに述べましたが、脱毛は毛周期のうち「成長初期」や「成長期」の毛にしか効果がありません。1度施術したら次の施術まで間隔を空け、新たに毛が生えそろうのを待たなければいけません。
一般的には、2〜3ヶ月程度のサイクルで施術すれば脱毛効果を高められると言われています。これを踏まえ、ツルツルの脇を手に入れるための期間は以下のようになります。
- 医療脱毛:8回目安で16〜24ヶ月
- 脱毛サロン:12回目安で24〜36ヶ月
年数に変えると、医療脱毛では1年半〜2年程度、脱毛サロンでは2〜3年程度となります。
「こんなに時間がかかるの!?」と驚かれた方も多いと思いますが、早くキレイにしたいからといって、通うサイクルを短縮しても脱毛の効果はあまり得られません。この理由は、先ほどお伝えした「毛周期」を意識して通う必要があるためですね。
脇脱毛は医療と脱毛サロンどちらがおすすめ?
それでは脇脱毛をする場合、医療脱毛と脱毛サロンのどちらがいいのか? について解説していきます。これまで述べてきたとおり、脇脱毛では医療脱毛の方が早く効果を感じられ、メリットも多く感じますよね。
しかしここで注意すべきこととして、 医療脱毛の施術は1回あたりの料金が高い点と、痛みが強くなる傾向にある点を理解しておきましょう。
まず料金について見ていきます。以下の表をご覧ください。
ラココ
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ミュゼ
|
エピレ
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レジーナクリニック
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リゼクリニック
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フレイアクリニック
|
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施設種別 | サロン | サロン | サロン | クリニック | クリニック | クリニック |
ワキ脱毛の料金 |
ワキ脱毛
■部位別・パーツ別脱毛コース (Sパーツ)
1回:3,300円
|
ワキ脱毛
■両ワキ + Vライン完了コース
無制限:100円
はじめての方限定
全身脱毛4回分プレゼント |
ワキ脱毛
■両ワキ脱毛6回プラン
6回:500円
はじめての方限定
ワキ脱毛
■両ワキ + Vライン脱毛6回プラン
6回:700円
はじめての方限定
|
ワキ脱毛
■両脇脱毛
5回:13,200円
追加1回2,200円
8回:19,800円
追加1回2,200円
|
ワキ脱毛
■ワキ脱毛
5回:19,800円
追加1回2,800円
|
ワキ脱毛
■脇脱毛
5回:22,000円
8回:30,800円
|
「ラココ」「ミュゼ」「エピレ」が脱毛サロン、「レジーナ」「リゼ」「フレイア」が医療脱毛クリニックです。
こうして比較してみると、それぞれ回数は違えど、脱毛サロンの方が料金が安いことが伺えます。この理由は先ほど触れたとおり、医療脱毛は医療行為となるためです。
また痛みについては、照射パワーが強い医療脱毛の方が強く感じることが多いです。特に脇は毛が太く密集しているため、全身の中でも痛みが強くなりやすいです。
これらを踏まえると、効果を重視するのであれば医療脱毛、痛みの少なさや料金の安さを重視するのであれば脱毛サロンを選ぶといいでしょう。
家庭用脱毛器で脇脱毛するのは効果ある?
- 黒ずみが恥ずかしくて施術が受けられない
- 施術費用が高くて脇脱毛できない
- 近くにクリニックや脱毛サロンがない
このようなニーズに応えるために、 最近は家庭用脱毛器が販売されています。自宅で誰にも見られないため、恥ずかしさもないですよね。
技術の進歩とともに改良が重ねられ、ユーザー評価の高い脱毛器も多くありますが、専門家不在で脱毛を行うため、肌トラブルのリスクが大きくなることは避けられません。
効果的かつ安全に脱毛を行うためには、光の出力を適度な強さに調節することが必要ですが、家庭用脱毛器は、プロが使う機器のように出力調整を細かく行うことはできません。強さの調節を1段階間違えてしまっただけで、肌を傷つけてしまう可能性があります。
特に脇は前述の通り、皮膚が薄く敏感な部分です。家庭用脱毛器は肌トラブルのリスクがあることを理解し、心配であれば脱毛サロンやクリニックで施術を受けるようにしましょう。
まとめ:脇脱毛は何回通えばいいの?
今回は、脇脱毛の効果が現れるまでに何回通えばいいの? といった疑問を中心に解説してきました。
毛量や個人の感じ方もありますが、脇脱毛の回数をクリニック(医療脱毛)と脱毛サロン(光脱毛)ごとにまとめると以下のようになります。
医療脱毛 | 脱毛サロン | |
効果を実感 できるまで |
4〜6回 | 6〜8回 |
ツルツル になるまで |
8回以上 | 12回以上 |
脇脱毛は比較的リーズナブルに施術を受けることができ、範囲も狭いため、脱毛初心者の方も始めやすい部分です。
しかし皮膚が薄くトラブルも起きやすい部位ですので、クリニックと脱毛サロン、それぞれのメリットデメリットを知り、自分にぴったりな脱毛方法をしっかり見極めましょう。