全身脱毛サロンおすすめ10社！ 正しい選び方を解説 ＆ 料金の安さや効果を比較

全身脱毛サロンのおすすめはどこ？ 選び方はこの5つ

それでは早速、おすすめの脱毛サロンをご紹介していきます。

冒頭でも触れましたが、脱毛サロンといっても料金や効果の現れ方などはさまざま。一言でおすすめといっても、自分が何を重視するかによって、どの脱毛サロンが最適なのかは変わってきます。

自分に合った脱毛サロンを選ぶためには、以下の5つのポイントに着目してみましょう。

それぞれのポイントについて、以下で詳しく紹介していきます。

1. 料金プランは「通い放題」と「回数制」の2パターンから選択

脱毛サロンの料金は、回数の制限がない「通い放題」プランと、決められた回数のみ通える「回数制」プランの2パターンに分かれます。

ただし、全ての脱毛サロンが通い放題プランと、回数制プランの2つを設定しているわけではありません。脱毛サロンによっては、どちらか一方のプランしか用意していないこともあるんです。

まずは、通い放題プランが用意されている脱毛サロンをご紹介します。以下をご覧ください。

通い放題プランの料金

通い放題プランでは、期間の制限がある場合を除いて、何回でも施術が受けられます。

実は、医療脱毛では通い放題プランを用意しているクリニックは少なく、このような料金プランがあるのは脱毛サロンの特徴の一つ。脱毛サロンは医療脱毛に比べ、効果を実感するまでに時間がかかるため、あらかじめ何回でも施術が受けられるようにしてくれています。

通い放題プランは、以下のような方におすすめです。

通い放題の最大のメリットは、自分の理想の状態になるまで何度でも脱毛できること。回数を気にすることなくとことん脱毛できるため、毛量の多く剛毛な人やツルツルを目指したい人に向いています。

ただし、通い放題といっても毎日や毎週通えるということはなく、脱毛サロンによって施術間隔が定められていることが多いです。毛周期の関係上、一度施術した後は、次の毛が生えてくるまで待つ必要があるからですね。

通い放題プランを設定している中で、特におすすめの脱毛サロンはこちらの3つです。

通い放題プランおすすめ

1. シースリー

シースリーの無期限通い放題プラン「プレミアム全身脱毛コース」は、生涯メンテナンス保証がついているのが特徴。もし脱毛完了後にまた毛が生えてきてしまっても、追加料金なしで再開できるから、一生ツルスベ肌をキープできます。

月額3,700円からと、無制限プランの中では安価な料金設定も魅力のひとつ。予約の1分前までキャンセルが可能で、忙しく予定の定まらない人でも安心して通えるのもおすすめのポイントです。

通い放題プランおすすめ

2. 銀座カラー

銀座カラーの通い放題プランは2年間の期限がありますが、全身医療脱毛（VIO込み）が4回分無料で受けられる特典がついています。

効果の高い医療脱毛を併用することによって、脇やVIOなどの太く濃い毛にもしっかり効果が得られるので、剛毛の方にぴったり。脱毛サロンだけに通うよりも短期間での脱毛完了も可能です。両方のメリットを取り入れられるので、医療脱毛と迷っている方にもおすすめです。

通い放題プランおすすめ

3. ストラッシュ

ストラッシュの通い放題プランは、最短2週間おきに通うことができるので、早く脱毛を終えたい人に最適です。産毛にも効果的で、日焼け肌やほくろにも照射できる「SHR脱毛」を採用しているから、産毛の多い人や色黒の人でも効果を実感しやすいというメリットも。

電気の力で美容成分を浸透させる「エレクトロポレーション」も脱毛の施術と同時に受けられるから、美肌が目指せるのも嬉しいポイントです。

続いて、回数制のプランを用意している脱毛サロンも見ていきましょう。

回数制プランの料金

回数制プランを選ぶ際は、たとえば6回プランの場合、「6回通えば脱毛効果が得られる」というわけではないことに注意しましょう。毛質・肌質・毛量などによって効果を実感できるまでの回数は異なり、一概に「何回通えば脱毛完了する」とは言い切れません。

少ない回数のプランで契約し、脱毛効果が実感できなければ追加で施術していくという方法もありますが、この場合はどうしても割高になってしまいます。そのため、「ツルツルになるまでとことん脱毛したい人」は、回数制プランは向きません。

回数制プランについても、どんな人に向いているか挙げてみました。

回数制プランは、自分に必要な回数の分だけ支払えば良いため、元々毛量の少ない人や、ある程度毛量が減らせれば良いという人は、脱毛費用を抑えられますね。

回数制プランでおすすめの脱毛サロンはこちらです。

回数制プランおすすめ

1. 恋肌

恋肌の回数制プランは、お試しにぴったりの1回から、6回・12回・18回の4プラン。6回以上のプランには全身脱毛1回分が無料でついてくるので、プラン終了後に「もう少し脱毛したいな」という場合でもお得に脱毛ができます。

さらに、のりかえ割や紹介割で最大5万円オフになるため、脱毛費用を抑えたい人におすすめ。店舗数が多く、店舗移動も自由なため、予約が取りやすく通いやすいのもポイントです。

回数制プランおすすめ

2. 銀座カラー

銀座カラーの回数制プランは6回プランのみですが、全身医療脱毛（VIO込み）1回分がプレゼントされるので、実質7回の脱毛ができます。医療脱毛を併用することもあり、元々毛が薄い人や、毛量を減らしたい人には十分な回数でしょう。

また、月額1,900円からと学生でも手の届く金額で全身脱毛ができるのも魅力です。

回数制プランおすすめ

3. ストラッシュ

ストラッシュの回数制プランは、6回・10回・12回・18回と、10回以上の選択肢が豊富なので、毛が濃くて回数がかかりそう…という人でも安心。2週間に1回通えて、6回なら最短3ヶ月で脱毛が完了できるため、早く脱毛を終えたい人にもおすすめです。

学割やペア割など、最大30％オフになるキャンペーンも多く用意されています。

2. 通いやすさと予約の取りやすさは重要

脱毛サロンを選ぶ時は、家や学校・職場から近いかなどの通いやすさと、予約の取りやすさもしっかりチェックしておきましょう。

脱毛サロンへの通いやすさと予約の取りやすさを見極めるために、一覧表で情報をまとめてみました。

通いやすさは「営業時間の長さ」や「店舗移動の可否」をチェック

脱毛サロンの通いやすさと予約の取りやすさを見極める上で、まず大切なことは、店舗数が多く、営業時間が長いことです。

店舗数が多い上に、定休日が少なく営業時間が長ければ、自宅からだけではなく、学校帰りや仕事帰りなど、自分の生活スタイルに合わせて柔軟に通えますよね。

また、この際に「店舗移動の可否」もよく確認しておきましょう。店舗移動は、全ての脱毛サロンで可能または自由となっています。しかし、別途手続きが必要か、引っ越しなどやむを得ない事情がある限りなど、制限がある場合も。

自宅の近くや学校・会社の近くなど、複数店舗に通いたい場合は、店舗移動の手続きが楽な脱毛サロンを選ぶようにしましょう。

予約の取りやすさは「WEB予約が可能か」をチェック

予約の取りやすさについては、WEBで24時間いつでも予約が取れる脱毛サロンがおすすめです。

電話や店頭での予約のみだと、対応してもらえる時間に制約があり、急な予定の変更などにすぐに対応できない場合もあります。

また、予約キャンセル時のルールも脱毛サロンごとに異なりますので、体調不良などで予約をキャンセルする可能性が少しでもあるのであれば、ルールが緩い脱毛サロンを選ぶと良いでしょう。

3. 脱毛方式により効果が異なる

実は、一口に脱毛サロンといっても、それぞれ導入している脱毛方法が異なり、効果を実感できるまでの期間や痛みなども違ってきます。

まずは、主要脱毛サロンで導入されている4つの脱毛方法をご紹介します。以下の表をご覧ください。

IPL脱毛は効果重視の人におすすめ

脱毛効果を重視するなら、VIOや脇など太い毛（剛毛）にもしっかり効果が出る「IPL脱毛」を導入している脱毛サロンを選ぶのがおすすめです。IPL脱毛は、多くの脱毛サロンで採用されています。

ただし、IPL脱毛は効果が高い分、痛みがやや強く、日焼け肌には施術ができません。

IPL脱毛の注意点としては、メラニンに反応して脱毛する方法のため、日焼けや色黒肌、ほくろの部分には脱毛効果が出ないだけでなく、火傷をする危険性があるので光を当てることができません。また、産毛や細い毛には効果が出にくいということも頭に入れておくと良いでしょう。

また、産毛に対する効果が薄いため、元々薄いムダ毛が多い人は、別の方法を採用している脱毛サロンを選ぶ方が良いでしょう。

SSC脱毛は痛みが不安な人におすすめ

施術時の痛みが不安な人は、抑毛ジェルに光を当てて浸透させる「SSC脱毛」を導入している脱毛サロンが向いています。

肌への刺激が少ないだけでなく、ジェルによる美肌効果も期待できますし、産毛にも効果を発揮します。

SSC（スムース・スキン・コントロール）式脱毛は、ジェルを肌に塗り、その上に光を照射することで、ジェルに含まれる制毛成分を角質層に浸透させる施術です。
毛の太さにかかわらず施術できるといわれていますが、発毛細胞に直接的にアプローチする仕組みではないので、効果を実感するまでに時間がかかる施術方法です。

ただし、IPL脱毛に比べて脱毛効果は弱まるので、脱毛完了までの回数が多くかかる可能性があることに注意しましょう。

SHR脱毛・THR脱毛は短期間で脱毛を完了させたい人におすすめ

短期間で脱毛を完了させたいなら、毛周期に関係なく施術できる「SHR脱毛」や「THR脱毛」を導入している脱毛サロンを選ぶのがおすすめです。

他の方法だと1〜2ヶ月の間隔を空けて施術することが一般的ですが、SHR脱毛・THR脱毛なら最短2週間に1回のペースで施術できます。

SHR脱毛は、メラニン色素ではなくバルジ領域にアプローチするので、成長期以外の毛にもある程度の効果を発揮するといわれています。
そのため、従来よりも打ち漏れのリスクが少なく、短い間隔での施術が可能です。

産毛にも効果を発揮しやすく、日焼け肌や色黒の方でもOKな方法ですが、やはりIPL脱毛に比べると効果を感じるまでに時間がかかるのがデメリットです。

これら4つの脱毛方法の特徴を理解して、自分の求める効果や痛みの強さなどに合った方法を導入している脱毛サロンを選んでみましょう。

各脱毛サロンがどの脱毛方法を採用しているのか、一覧にしてみました。

なお、各脱毛方法でおすすめの脱毛サロンを以下でピックアップしています。気になる脱毛サロンがあれば、ぜひチェックしてみてくださいね。

IPL脱毛おすすめ

銀座カラー

IPL脱毛でおすすめなのは、銀座カラーです。痛みが強いとされるIPL脱毛ですが、銀座カラーでは肌への負担を抑えた最新の脱毛機が使用されているため、痛みを軽減することができます。

さらに、AIでその人の毛質や毛量に合わせた照射レベルを判断して施術を行うため、効率的な脱毛が可能。毛が濃いけれど痛みは苦手という人や、とにかく高い効果が欲しいという人にぴったりです。

SSC脱毛おすすめ

ミュゼ

ミュゼのS.S.C. iPS care脱毛は、鎮静効果の高いiPS細胞培養液を配合した美容液を使用しており、従来のSSC脱毛よりも高い脱毛効果が得られるのが特徴。さらに美容効果も高いため、ツルスベの美肌を手に入れることができます。

肌に優しく痛みも少ないので、ストレスフリーの脱毛ができるのもポイント。平日昼のみ通えるお得なプランもあり、学生や主婦の方にもおすすめです。

SHR脱毛おすすめ

ラココ

ラココは脱毛機メーカーの直営サロンで、日本人の毛質に合わせて開発したSHR方式の脱毛機を使用。弱い光を超高速で連射することで、痛みがほとんどなく、全身脱毛でも30分というハイスピード施術が可能です。毛周期に関係なく効果が得られるので、最短6ヶ月で脱毛完了も目指せます。

全身脱毛のコースが豊富なため、自分に合ったプランが見つかりやすいのもおすすめのポイントです。

4. 通う期間や頻度は脱毛サロンで異なる

通う期間や頻度も、脱毛サロンによってさまざまです。以下をご覧ください。

まず注目すべきは、脱毛サロンによって最短期間（6回の施術終了まで）が大きく異なる点です。

これは、各脱毛サロンの脱毛方法やルールによって、通える頻度が異なってくるからです。通える頻度によって6回の施術終了までの期間が変わるため、「この時までに脱毛を終わらせたい」という目標がある場合は、必ず頻度を確認しておくと良いでしょう。

同時に、全身1回あたりの施術時間もチェックしておくのがおすすめです。こちらも脱毛方法によって変わりますが、施術時間が短いと回転率が良いため、予約が取りやすい傾向にあります。

また、脱毛サロンによっては、1回の施術で全身まるごと脱毛できる場合と、一部しか脱毛できない場合があります。一部しか脱毛できないと通う期間が延びてしまうため、注意しましょう。

5. 割引やキャンペーンは要チェック

各脱毛サロンでは、割引やキャンペーンが用意されています。

脱毛サロンごとの割引・キャンペーンの内容を、簡単な一覧表にまとめてみました。

このように、ほとんどの脱毛サロンでは割引制度を設けています。

特に学生の方であれば、各脱毛サロンの学割は要チェックです。学割はほぼ全ての脱毛サロンで用意されていますが、「○万円OFF」や「△%OFF」などさまざまな形が存在します。

たとえば、「全身脱毛 + VIO + 顔」の脱毛を検討していて、Aという脱毛サロンが総額30万円、Bという脱毛サロンが25万円だったとしましょう。その際、AとBのそれぞれの脱毛サロンの学割の内容は以下の通りでした。

学割を適用した場合の、脱毛サロンAとBの料金は、以下のようになります。

総額料金では脱毛サロンAの方が高かったものの、学割を適用すると、脱毛サロンBの料金の方が高くなっていますよね。このように、脱毛サロンの料金を比較する際は、総額の料金だけではなく、割引適用後の料金で比べるようにしましょう。

なお、どの脱毛サロンも支払い方法は一括払いだけではなく、分割での支払いも可能です。中には「月額制で通い放題」というプランを用意している脱毛サロンもあります。自分のお財布事情に合わせて、支払い方法を選択してくださいね。

脱毛サロンに通う前に知っておきたい6つのポイント

初めての脱毛だと、「脱毛はなぜ1回で終わらないの？」「追加料金が取られることもある？」「カウンセリングに行くと必ず契約しなければいけない？」など、疑問や心配なことがたくさんありますよね。

そこで、脱毛サロンに通う前にぜひ知っておきたいポイントを6つにまとめてみました。

1. 脱毛サロンの施術は1回では効果を実感しにくい

脱毛サロンでは、ほとんどの場合6回以上の施術で効果を実感できます。

部位ごとのおおよその目安がこちらです。

VIOは濃くしぶとい毛が多いため、どうしても回数がかかりがちですが、腕と脚は毛質が柔らかいため、早めに効果を実感できることも多いです。

また顔は産毛が多いため、効果が出たのかどうか分かりにくい部位であり、効果の現れ方も人によってバラつきがあります。

効果の現れ方は、肌の状態や毛質などによっても左右され、人によって効果を実感するまでの回数が異なるため、迷ったら「通い放題プラン」を選ぶのがおすすめです。

脱毛は毛周期を意識して通う必要がある

「なぜ1回の施術で全部の毛がなくならないの？」と思っている方も多いのではないでしょうか。実はこれには、毛が生え変わるサイクル＝「毛周期」が大きく関係しているんです。

上の画像にあるように、毛は生まれてから抜け落ちるまで、4つの状態を繰り返しています。そして重要なのは、この中で脱毛効果があるのが「成長初期」と「成長期」にあたるムダ毛だけということです。

以下の画像をご覧ください。

上の画像は、脱毛サロンの光脱毛（IPL脱毛）の仕組みを解説したものです。

脱毛サロンの光脱毛（IPL脱毛）は、毛に含まれる黒色のメラニン色素に光を反応させる仕組み。毛根が光によってダメージを受けると、毛が成長する力を失い抜け落ちます。

そして、光に反応するメラニン色素は、「退行期」と「休止期」の毛には少なく、「成長初期」や「成長期」の毛に多く含まれます。

レーザーは毛の黒い部分（メラニン色素）に反応するため、色素が濃い成長期ほど脱毛効果が出やすくなります。

しかし残念なことに、自分はもちろん、脱毛サロンのスタッフの方でも、今生えている毛が「成長初期」や「成長期」かどうかは見分けがつきません。そのため、毛周期を意識して1〜3ヶ月くらいの間隔で施術していくことになります。

「SHR脱毛」と「THR脱毛」は毛周期に関係なく通える

「SHR脱毛」と「THR脱毛」は、毛周期に関係なく施術できる方法で、最短2週間に1回のペースで脱毛が可能です。

これらの方法でアプローチするのは、毛根ではなく、毛を生やす指令を出す「バルジ領域」と呼ばれる部分。これは、毛周期と関係のない部分なので、2週間～1ヶ月おきに脱毛ができ、脱毛完了までの期間も短くなります。

2. カウンセリングは必須、テスト照射可能な脱毛サロンも

脱毛サロンでは最初から施術することはなく、「カウンセリング」を受けることが必須となっています。また、カウンセリングの際に、テスト照射を実施してもらえる脱毛サロンもあります。

こちらも簡単な一覧表にまとめましたので、以下をご覧ください。

カウンセリングでは、脱毛サロンのスタッフが60～90分かけて、肌やムダ毛の状態をチェックし、その人に合ったプランを紹介してくれたり、脱毛に関する疑問などに答えてくれたりします。

なお、カウンセリングを受けたからといって、その場で契約する必要はありません。カウンセリングは、あくまで肌や毛の状態のチェックと、料金プランの説明のみです。

一般的なカウンセリングの流れは、以下の通りです。

契約をする際は、本人確認書類（免許証や保険証など）や、脱毛サロンによっては印鑑が必要になります。

未成年の方は、親権者（保護者）の同意が必要なため、同伴してもらうか、一緒に来れない場合は「同意書」を用意してください。同意書は各脱毛サロンのHPからもダウンロードできるので、すぐに契約したい場合はカウンセリング時に持参しましょう。

痛みが心配な場合はテスト照射を

痛みが心配な場合は、カウンセリング時にテスト照射を受けてみるのがおすすめです。

脱毛サロンは比較的痛みが少ないですが、人によって感じ方は異なり、耐えられる痛みかどうか契約前に確認しておくと良いですね。

ただし、テスト照射が可能な部位は、脱毛サロンによって指定されており、どこにでも照射できるわけではない点に注意しましょう。

3. 脱毛サロンの施術前は「シェービング」が必須

どの脱毛サロンでも、施術を受ける前のシェービング（自己処理）は必須です。

シェービングを行う理由は、毛が生えたままの状態で光を照射すると、やけどや強い痛みなどを引き起こしてしまうおそれがあるためです。また、長い毛が生えていると光が届きづらく、脱毛効果が得られにくくなってしまうこともあります。

そのため、脱毛サロンの施術を受ける前は、丁寧にシェービングを実施してください。ただし、肌にダメージを与えるようなシェービングはNGです。以下の画像をご覧ください。

このように、シェービングは毛の流れに沿って行うのが正しい方法です。

深剃りしようと毛の流れに逆らって剃っている人も多いですが、皮膚を削ってしまい、「カミソリ負け」をして炎症を起こしてしまうことも。肌トラブルがある状態だと、痛みを感じやすくなったり、施術ができないこともあります。

シェービングの際は、肌を傷つけにくい電気シェーバーを使用するのも良いでしょう。

4. プラン料金だけではない！ 追加料金がかかる場合も

脱毛サロンでは、剃り残しがある場合や、直前に予約をキャンセルした場合には、追加料金がかかる場合があります。

以下の表は、脱毛サロンごとの追加料金発生時のルールです。

シェービングは基本的に、1～2mm以上の毛があると剃り残しとみなされ、1回（または1部位）1,000円前後の料金がかかってしまうことも。

うなじや背中、Oラインなど、自分で剃りにくい箇所については、剃り残しがあってもほとんどの脱毛サロンは無料でシェービングしてくれます。特に手の届かない部位は、自分で剃ると肌を傷つけるおそれがあるため、無理せず脱毛サロンでシェービングしてもらうようにしましょう。

特に生理と被った時の予約キャンセルに注意

予約キャンセル代は、予約日の直前にキャンセルをすると発生します。脱毛サロンによりますが、3日前～前日までならキャンセル代がかからないことが多いです。

特に、生理日と脱毛の施術日が重なった場合は施術は受けられないので、必然的にキャンセルすることになります。生理中は肌が特にデリケートな状態になっており、光を照射すると肌トラブルを招きやすくなるため、多くの脱毛サロンでは施術を断られます。

生理中は女性ホルモンのバランスが変化しやすい状態です。
このホルモンバランスの変化により、生理中の肌は普段よりもバリア機能が低下しやすく、肌荒れや乾燥などが起きやすくなります。

生理で直前キャンセルになって予約キャンセル代を取られた...なんてことのないように、特に脱毛中は生理予定日をしっかり確認するようにしましょう。

5. 肌トラブルが起こった場合の対処法

脱毛サロンの施術は、医療脱毛に比べて肌トラブルのリスクが少ないといわれますが、万が一のことも考えておきたいですよね。

仮に脱毛サロンで肌トラブルが起きてしまっても、医療機関ではないため、その場で診察をしてもらえません。

しかし、脱毛サロンの多くは医療機関と提携しており、肌トラブルが起きてしまった時は、提携先の病院で診察が可能です。帰宅後に症状が出た場合も、脱毛サロンに連絡すれば病院を紹介してもらえます。

ただし、少しでも肌トラブルを防ぐために、以下のことを意識しておきましょう。

体調不良の時や日焼けしてしまった時は、肌がデリケートな状態になっており、肌トラブルを引き起こすリスクが高くなります。

また、飲酒や運動によって体温が上がると、赤みやかゆみ、乾燥を引き起こしやすいので、多くの脱毛サロンで施術前後は控えるように案内されます。

飲酒をすると全身の血流が促進され、体温が上昇して肌に赤みが出たりかゆみを感じたり、少しの刺激で湿疹が出たりします。
また肌に赤みがある場合、レーザー照射によってやけどするリスクもあるので、施術が受けられないこともあります。

また、アルコールの利尿作用により体内の水分が消費され、肌が乾燥しやすくなります。
乾燥した肌はバリア機能が低下し、外部から刺激に敏感になり、レーザーを照射したときに痛みや熱を感じやすいです。

さらに、肌が乾燥していると肌トラブルを招くおそれがあるため、施術後はもちろん、普段から保湿をしっかりしておくのも大切です。

6. 中学生や高校生など未成年でも脱毛できる

「脱毛は何歳からできる？」「学生でもできるの？」と、気になっている中高生も多いと思いますが、中学生や高校生など、未成年でも脱毛は可能です。

ただし、未成年の場合は、保護者の同意や同伴が必要になることが多く、自分一人で自由に契約できるわけではないので、注意しましょう。

最近では、脱毛可能な年齢が低めに設定されていることが多く、中には7歳から施術できる脱毛サロンも。しかし、生理周期が安定していない人や、初潮を迎えていない（まだ生理が来ていない）人は施術を断られるサロンの方が多いです。

ホルモンバランスが不安定な年齢で脱毛をすると、ムダ毛の減りを実感しにくかったり、一度ツルツルになってもまた生えてきてしまったりすることもあります。

主に15歳以下を対象にした「キッズ割」や、「親子割」を設定している脱毛サロンもあるので、こちらも合わせてチェックしておいてくださいね。

脱毛サロンと医療脱毛の違いとは？

最後に、脱毛サロンと医療脱毛で迷われている方に向けて、両者の違いをわかりやすく解説していきます。

脱毛サロンと医療脱毛の大きな違いは「脱毛方法」

実は、同じ脱毛でも両者は全く異なり、中でも「脱毛方法」には大きな違いがあります。

以下の画像をご覧ください。

脱毛サロンの光脱毛（美容脱毛）と医療脱毛は、どちらも「光（レーザー）を当てて、毛根やそのまわりの細胞にダメージを与える」という、基本的には同じ方法です。

しかし、脱毛サロンでは、弱いパワーでしか光を当てられないため、毛根を破壊するほどのダメージは与えられません。

医療従事者のいないエステサロンでは、施術に使用する機器の照射出力にも制限があります。弱い出力で施術をするので、医療レーザー脱毛のように、半永久的に毛母細胞を破壊することはできません。

一方で、医療脱毛は脱毛サロンよりも強いレーザーを当てることができ、毛根やその周辺組織を破壊するほどのダメージを与えられます。

よって、脱毛サロンよりも医療脱毛の方が、効果を実感するまでの回数が少なく済み、脱毛完了までの期間も短くなります。

脱毛サロンの方が良いことも！料金や痛みの違い

これだけ聞くと、脱毛サロンに通うメリットは感じられませんよね。しかし、脱毛サロンは料金や痛みなどで医療脱毛より優位な点もあるんです。

そこで、脱毛サロンと医療脱毛の違いをわかりやすくするため、一覧表にまとめました。

まず、料金については、脱毛サロンの方が圧倒的に安いということがわかりますよね。

ただし、脱毛サロンは、医療脱毛に比べて効果が穏やかなので、その分施術回数も多くなるという側面も。特に毛が濃い人は回数がかさみがちになり、トータルの料金で比較すると、脱毛サロンも医療脱毛も変わらなくなる場合もあるので、注意が必要です。

また、脱毛サロンの施術は照射パワーが弱い分、肌に優しく、痛みが少ない点が特徴です。医療脱毛ではピリッとする痛みや熱さを感じることが多く、部位によっては強い痛みを伴うこともあります。

もともとそんなに毛が濃くなくて料金を抑えられそうな方や、痛みが少ない脱毛をしたい方は、脱毛サロンがおすすめです。

脱毛サロンは永久脱毛ができない

最後に注意しておきたいのが、脱毛サロンでは「永久脱毛」ができないということ。ただ、ここでいう永久脱毛とは、「永久にムダ毛が生えてこない」という意味ではありません。

日本の厚生労働省にあたる米国のFDA（アメリカ食品医薬品局）では、「一定の施術をおこなった毛の再生本数が長期間において減少し、維持されること」としています。
そして、米国電気脱毛協会では「最終脱毛から1ヵ月後の毛の再生率が20％以下の状態」と定義されています。

つまり、永久脱毛したとしても毛が生えてくることもある、いうことですね。その点、脱毛サロンでも繰り返し施術を受けることで、自己処理の必要ない、永久脱毛に近い状態にすることは可能です。

なお、脱毛サロン（美容脱毛）と医療脱毛の違いについては、以下のページで詳しく解説しています。興味のある方はチェックしてみてください。