脱毛部位の優先順位の決め方は? 施術できない部位についても解説
脱毛で気になる部位のムダ毛を解決したい! と思っている方は多いでしょう。煩わしい自己処理から解放され、ツルツルの綺麗な肌を手に入れられるのはとっても魅力的ですよね。
しかし、医療脱毛クリニックや脱毛サロンでは、全身どこでも脱毛できるわけではなく、脱毛ができない部位もあるんです。せっかく脱毛したいと思った部位でも、施術できなければ意味がありませんよね。
そこで今回は、脱毛で施術できる部位・できない部位について詳しく紹介。さらに、部分脱毛する場合の優先順位の決め方や、おすすめの部位についても解説します。
脱毛可能な部位をチェック!
多くの医療脱毛クリニックや脱毛サロンでは、脱毛可能な部位は約30箇所です。部位を細かく区切るとクリニック・サロンの場合は、60箇所以上となるところもあります。
とはいえ、脱毛できる部位とできない部位に関しては、どこもほとんど同じです。まずは、多くの医療脱毛クリニックや脱毛サロンで施術できない部位を紹介していきます。
脱毛できない部位はここ!
「毛髪」「眉下」「目の周り」については、多くの医療脱毛クリニック・脱毛サロンで施術不可となっています。
この理由は、脱毛の仕組みにあります。脱毛のレーザーや光は黒いメラニン色素に反応し、毛根やその周辺組織にダメージを与えます。
そのため、濃い毛が密集している毛髪や眉はレーザーや光が強く反応してしまい、照射後に炎症を起こすおそれがあるんです。また、レーザーや光が目に当たると失明する危険性もあります。
また、ほとんどのクリニックや脱毛サロンでは、Iラインの粘膜部分は施術ができません。粘膜部分はデリケートな上に色素沈着が強く、脱毛時に痛みが強く出てしまうためです。しかし、一部のクリニックでは粘膜部分も施術可能なところもあります。
脱毛部位が大きければ料金は高くなる
多くの医療脱毛クリニック・脱毛サロンでは、脱毛の部位を大きさ別で分類しています。たとえば部位の大きさに応じて「Sパーツ」「Lパーツ」といった具合で分けています。
「Sパーツ」は、鼻下や手の甲、Vライン、うなじなど。「Lパーツ」は、背中の一部や肘下、膝下、太ももなどです。一般的に「Sパーツ」に比べると「Lパーツ」の方が施術範囲が広いため、脱毛の料金は高くなります。
また、Lパーツの「太もも」「膝下」などの部位は、「左右」「表裏」などの記載がない場合、基本的に左右の表裏両面が施術範囲になります。まれに「太もも(左・表)」「太もも(右・裏)」というように、部位が細かく分かれている場合もあるのでご注意ください。
脱毛する部位の優先順位の決め方
脱毛について調べていると、多くのクリニック・サロンで全身脱毛がメインになっていることがわかりますが、「全身までは必要ないかな」と考えている方も多いと思います。
一度に何箇所も脱毛するのは、金銭的余裕がなかったり、初めての脱毛で不安だったりする方もいるでしょう。そんな場合には、気になる部位がいくつかあっても、どの部位から始めたらいいか悩んでしまいますよね。
そこでここからは、部分脱毛する場合の優先順位の決め方や、優先して脱毛しておきたい部位について紹介していきます。
脱毛部位の優先順位の決め方
脱毛部位の優先順位を決める際には、以下の3つのポイントを意識してみましょう。
- 料金が安い部位
- 自己処理の回数が多い部位
- 肌の露出が多い部位
それでは、各ポイントについて詳しく解説していきます。
料金が安い部位:脇、Vラインなど
まず、お試しも兼ねて料金が安い部位から始めることをおすすめします。脇、Vラインなどは人気の部位なので、お得な価格設定になっている場合もあります。
特に脇は施術範囲が狭いため、ワンコイン以下で始められる脱毛サロンもあるほどです。比較的料金が高いとされる医療脱毛クリニックでも、数千円で脇脱毛ができるところもあります。
脇脱毛プランがあるクリニック・サロンを一覧表にまとめましたので、参考にしてください。
サロン名 |
ラココ
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ミュゼ
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エピレ
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ジェイエステティック
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エステティックTBC
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ワキ脱毛の料金 |
ワキ脱毛
■部位別・パーツ別脱毛コース (Sパーツ)
1回:3,300円
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ワキ脱毛
■両ワキ + Vライン完了コース
無制限:100円
はじめての方限定
全身脱毛4回分プレゼント |
ワキ脱毛
■両ワキ脱毛6回プラン
6回:500円
はじめての方限定
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ワキ脱毛
■両ワキ完了脱毛 + Vライン12回 or ハンド12回
12回:110円
はじめての方限定
ワキ脱毛は5年間無料保証付き |
ワキ脱毛
■TBCライト脱毛 (チョイスプラン・Sパーツ)
2〜18回のプランあり
4回:11,000円
6回:16,500円
8回:20,240円
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自己処理が多い部位:脇、腕、脚など
次に、自己処理の回数が多い部位も優先順位を上げてみましょう。
自己処理が多いと、肌がダメージを受け、肌が荒れたり黒ずみになったりしやすくなります。自己処理が減れば、当然このようなリスクも減るため、自己処理が頻繁になりがちな脇や腕、脚などから脱毛してみるといいですね。
露出の多い部位:腕、脚、顔、背中など
最後に、露出の多い部位ですが、こちらは腕や脚など、自己処理の多い部位と重なるところもあります。加えて顔や、背中が開いたデザインの服を着ることが多い場合は背中、水着になると気になるVIOなども候補に上がるかもしれません。
優先的にやるとメリットが多い部位はこの3つ!
上記を踏まえて、優先的に脱毛するのがおすすめな部位はこちらです。
- 脇
- VIO
- 脚
それぞれの部位について、詳しく解説します。
脇
先ほどもお伝えしたとおり、脇は脱毛サロンなら数百円で始められる非常にお得な部位です。医療脱毛クリニックでも数千円からと、他の部位に比べると破格の料金設定になっています。
実は、全身脱毛はしなくても脇だけは脱毛しているという人も多くいます。脇は自己処理によって黒ずみが起こりやすいこともあり、優先して脱毛する人が多いようです。
VIO
VIOは肌が非常にデリケートなため、最も自己処理が難しい部位です。脱毛をすることで、自己処理から解放されますし、生理の際にムレが軽減されるというメリットもあります。
「女性スタッフでも見られるのは恥ずかしい」と思う方も多いと思いますが、いざ施術をしてみると意外とすぐ慣れるものです。スタッフも恥ずかしさを感じさせないよう配慮してくれるので、心配ありません。
脚
脚は年間を通して露出する機会が多く、自己処理も頻繁になりがちでカミソリ負けなども起こしやすいので、脱毛しておくと安心です。
ただ「Lパーツ」になるので、脇などの小さい部位に比べると料金は高くなります。ミニ丈のボトムスを履かない方は、膝下だけの施術にしてもいいでしょう。
脱毛は部位によって「痛み」や「回数」が異なる
脱毛をする際は、部位によって痛みの強さや脱毛完了までにかかる回数が異なります。
脱毛の痛みや回数について、それぞれ解説していきます。
脇やVIOは痛みを感じやすい
脱毛の施術時には痛みを感じることがありますが、その強さは部位によって異なります。
特に脇やVIOといった皮膚がデリケートで毛が太く濃い部位は、痛みを感じやすいと言われています。医療脱毛に比べて痛みが少ないとされる脱毛サロンでも、脇やVIOの痛みは強いです。
ただしクリニックで医療脱毛をする場合は、麻酔を使うことができますので、痛みに弱い方は使うことを検討してみましょう。
産毛の多い部位は回数が多くかかる
また、脱毛効果を実感できるまでの回数も、部位によって異なります。
脱毛は毛のメラニン色素に反応して効果を発揮するため、顔などのメラニン色素の少ない産毛は、効果を実感できるまで比較的多くの回数がかかってしまいます。
脱毛機は、毛に含まれるメラニン色素に反応して照射が行われます。
濃いメラニン色素を持つ毛ならレーザーが上手く反応するのですが、産毛はメラニン色素が比較的薄いため、レーザーが反応しづらいのです。
加えて、クリニックの医療脱毛と脱毛サロンの光脱毛では、効果を実感できるまでの回数が異なります。一般的には、脱毛機の照射パワーが強い医療脱毛の方が、効果を実感しやすいです。
医療脱毛と脱毛サロンの違いについては、下記の記事にまとめています。どちらで脱毛しようか悩まれている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
まとめ:脱毛の部位は優先順位を決めてから施術する
今回は、脱毛の部位や施術の優先順位についてお伝えしてきました。ここまでの内容をまとめると、以下のようになります。
- 脱毛が可能な部位は全身約30箇所
- 粘膜など施術ができない部位もある
- 部分脱毛する場合は優先順位を決める
- 脱毛部位によって痛みや回数が異なる
全身脱毛の必要性を感じない方は、優先順位を決めて部分脱毛を行うことをおすすめします。施術部位によって、料金・痛み・脱毛完了までの回数は異なるため、事前によく確認しておくことが大切です。
多くの医療脱毛クリニックや脱毛サロンで無料カウンセリングを実施しているので、気になる方は気軽に相談してみましょう。