マスク生活で自己処理の頻度が少なくなり、マスクを取ったら立派なムダ毛が鼻下に生えていて愕然とした…という経験をした方も多いのではないでしょうか。

鼻下のムダ毛は顔の中でも目立つ上、ヒゲのように見えてしまって嫌ですよね。

しかし、医療脱毛クリニックや脱毛サロンで鼻下脱毛をすれば、面倒な自己処理から解放され、ムダ毛のない綺麗な肌を手に入れられます。

そこで今回は、医療脱毛クリニック・脱毛サロンで行う鼻下脱毛の効果やメリット、痛みや回数について詳しくご紹介します。

目次
  1. 鼻下脱毛のメリットとは?
  2. 鼻下脱毛はクリニックの医療脱毛とサロンの光脱毛どちらがおすすめ?
  3. 鼻下脱毛の痛みや効果を実感できるまでの回数は?
  4. 鼻下脱毛の注意点:日焼けと乾燥には注意
  5. 差し歯や矯正をしていても施術できるの?

鼻下脱毛のメリットとは?

鼻下のムダ毛は、男性のヒゲに比べて濃くないものの、意外と目立つことから脱毛を考えている方も多いと思います。

鼻下脱毛には、単にムダ毛がなくなるということ以外にも、さまざまなメリットがあります。

鼻下脱毛の3つのメリット
  1. 自己処理がいらなくなる
  2. 化粧ノリが良くなる
  3. 化粧崩れを防ぐ

これらの理由について、詳しく解説していきます。

1. 自己処理がいらなくなる

鼻下のムダ毛は密集するように生えており、顔の産毛にしては太くて濃い毛も生えやすいため、頻繁な自己処理が必要です。 

しかし、自己処理は手間がかかって面倒な上に、鼻下は皮膚が薄くデリケートな部位であるため、カミソリや毛抜きによって肌に負担がかかります。自己処理を繰り返すことで、乾燥や黒ずみ、炎症を招いたり、肌を傷をつけてしまったりすることもあるんです。

鼻下脱毛をすれば、自己処理の手間から解放され、肌トラブルのリスクを減らせます。自己処理では毛穴が目立ったり、青くなってしまったりすることもありますが、ツルツルのきめ細かい肌に仕上がるのも魅力です。

また、剃り残しや処理し忘れの心配もなくなるので、マスクを外した後の自分に対して自信を持つことができます。

2. 化粧ノリが良くなる

鼻下は凹凸があるため、ファンデーションがうまくのりにくい部位です。さらにムダ毛があると、ファンデーションが浮いて密着しにくくなります。

鼻下脱毛をしてムダ毛をなくせば、ファンデーションが肌に密着して綺麗になじみます。また黒いムダ毛がなくなることで、肌の色がワントーン明るくなるという嬉しい効果も。

さらに、ムダ毛がなくなれば、スキンケアの肌への浸透力が高まります。化粧水や美容液の効果を最大限に発揮させることができるため、肌のコンディションも良くなりますよ。

3. 化粧崩れを防ぐ

口の周りは、会話・食事・マスクなどが原因でメイクが崩れやすい部位だと言われています。さらにムダ毛があるとファンデーションが密着しにくいため、色ムラができたり崩れたりしやすくなってしまいます。

鼻下脱毛することで、肌にファンデーションがムラなくぴったりと密着し、メイクが崩れにくくなります。

頻繁に化粧直しをする必要がなくなるので、お出かけの際にも安心できそうですね。

鼻下脱毛はクリニックの医療脱毛とサロンの光脱毛どちらがおすすめ?

鼻下脱毛を受けるには、医療脱毛クリニック・脱毛サロンのいずれかで施術することになります。

両者ともメリット・デメリットがあるので、それらを十分に理解した上でクリニック・サロンを選ぶことが大切です。

そこで、医療脱毛クリニックと脱毛サロンの違いを以下にまとめてみました。

鼻下脱毛は医療脱毛と脱毛サロンどちらですべき?

このように、医療脱毛クリニックと脱毛サロンでは、料金や効果、痛みなどが異なることがわかりますよね。それでは、鼻下脱毛をクリニック・サロンそれぞれで行った場合について詳しく説明していきます。

医療脱毛クリニックで施術する場合

医療脱毛クリニックでは、レーザー脱毛機を使用して脱毛の施術を行います。医療脱毛の仕組みは、以下の通りです。

医療脱毛の仕組み

医療脱毛は、レーザー光を照射して毛のメラニン色素に反応させ、この時に発生した熱で毛根を破壊する仕組みです。発毛組織を破壊するため毛の再生を防ぐことができ、永久脱毛の効果が得られます。

脱毛で永久脱毛効果を得るためには、毛穴の発毛組織を破壊する必要があります。
強力なパワーのレーザーを使用するレーザー脱毛では、発毛組織を破壊することが可能です。
しかし、これは法律で定められた「医療行為」にあたるため、医師の監督の下で行うことしか許されていません。
つまり、医師が常駐していないエステや脱毛サロンでは、永久脱毛を行うことができないのです。

効果が高い分、脱毛サロンよりも料金も高くなりますが、医療脱毛は少ない回数で脱毛完了できるため、トータルのコストではあまり差はありません。

ただし、医療脱毛はレーザーの出力が高いため、脱毛サロンの光脱毛よりも痛みが強く感じられる傾向にあります。特に鼻下は皮膚が薄く、神経も集中しているため痛みが強いとされる部位です。

しかし、医療脱毛クリニックでは麻酔が使用できるので、痛みに耐えられない場合は利用してみるといいでしょう。クリニックによっては麻酔代が有料の場合もありますので、契約前によくチェックしておくのが大事です。

各医療脱毛クリニックの麻酔代は、以下の通りです。

麻酔代 麻酔クリーム:無料 麻酔クリーム:1回3,300円
笑気麻酔:30分3,300円
麻酔クリーム:無料 麻酔クリーム:1部位3,300円
笑気麻酔:1回11,000円
笑気麻酔は池袋院・銀座6丁目院のみ
麻酔クリーム:1本3,000円 麻酔の使用なし 麻酔クリーム:1本2,000円
笑気麻酔:1部位2,200円
麻酔クリームはVIOのみで、事前に塗ってくる必要あり
麻酔クリーム:1本3,300円 麻酔クリーム:1回3,300円 麻酔クリーム:無料
VIOとワキのみ

毛嚢炎や硬毛化のリスクも

また、医療脱毛には「毛嚢炎」や「硬毛化」が起こるリスクがあることを知っておきましょう。

まず、毛嚢炎は、毛包が細菌感染してニキビのような炎症が起きる症状です。

毛嚢炎(毛包炎)は、毛穴を中心に小さな赤い、もしくは白い吹き出物のようなブツブツができる症状です。
毛穴にできた小さな傷から皮膚の常在菌などが入り込んで炎症を起こした状態で、かゆみを伴うこともあります。

レーザーの照射は少なからず肌にダメージを与えるため、脱毛後は肌のバリア機能が低下した状態になります。そこで雑菌が毛穴に入ると、炎症を起こしてしまうんです。

ただし、万が一毛嚢炎が起きた場合は、クリニックに相談すると無料で診察を受けられ、塗り薬などを処方してもらえます。

次に、硬毛化は、ムダ毛が逆に太く濃くなる現象のことを言います。特に産毛の多い顔などの部位で起こりやすいとされています。

硬毛化とは、レーザーや光脱毛を行った部位の毛が、脱毛を行う前より毛が太くなる現象で、脱毛による副作用です。 
硬毛化・多毛化・増毛化などとも呼ばれることがありますが、実際のところ遺伝子によって毛穴の数は決まっていますので毛の本数が増えることは無いと考えられています。 
産毛や細い毛が存在する所に起りやすく、普段生えてこない毛穴が活性かされ、ムダ毛が逆に目立ったりします。 

硬毛化してしまった場合は、照射出力を調整したり、違う種類の脱毛機に変更したりして対応します。クリニックの中には、硬毛化保証があり、追加施術が可能なところも多くあります。

毛嚢炎・硬毛化は、どちらも脱毛サロンでも起こる可能性がありますが、よりパワーが強力な医療脱毛の方がリスクが高いと言われています。しかし、クリニックでは医師が常駐しており、すぐに適切な処置を受けることができるのは安心材料ですね。

ここまでの内容を踏まえて、医療脱毛クリニックのメリットをまとめてみました。

  • 少ない回数で脱毛を完了できる
  • 痛みに耐えられない場合は麻酔を使用できる
  • 肌トラブル時に医師の万全なフォローがある

医療脱毛は痛みなどのデメリットもありますが、その分高い効果が得られるのが特徴です。効果を重視する方には、医療脱毛がおすすめと言えるでしょう。

脱毛サロンで施術する場合

脱毛サロンでは、光脱毛という方法で脱毛を行います。こちらも仕組みを図解しましたので、以下をご覧ください。

光脱毛(脱毛サロン)の仕組み

上の図を見るとわかる通り、光脱毛も医療脱毛とほとんど仕組みは同じです。ただし、光脱毛は照射パワーが弱く、毛根を破壊するほどのダメージを与えることができません。そのため、永久脱毛ができず、抑毛・減毛の効果にとどまるため、また毛が生えてくることもあります。

しかし、医療脱毛よりも効果は劣るものの、肌への負担が少なく、痛みも弱いというメリットもあります。

また、脱毛完了までには多くの回数がかかりますが、1回あたりの料金は安いため、毛を薄くしたい程度であれば医療脱毛よりも安く済むでしょう。

それでは、脱毛サロンのメリットをまとめてみます。

  • 施術時の痛みが少ない
  • 肌への負担が少ない
  • リーズナブルに脱毛できる

脱毛サロンの大きなメリットは、痛みが少ないことです。特に鼻下は痛みを感じやすい部位のため、痛みに弱い方は脱毛サロンを選ぶといいでしょう。

鼻下脱毛の痛みや効果を実感できるまでの回数は?

「鼻下脱毛は痛いって言うけど、耐えられないほど痛い?」「何回くらいで効果を実感できる?」など、痛みや効果に関する疑問をお持ちの方も多いと思います。

そこでここからは、鼻下脱毛の痛みや効果を実感できるまでの回数について詳しく解説していきます。

鼻下脱毛の痛みは強い?

先ほども触れたように、鼻下は皮膚が薄く、骨や粘膜に近い部位のため、施術時の痛みが強いです。

全身の中では、VIOや脇も特に痛みが強い部位とされており、鼻下も同じくらい痛いと感じる人が多いようです。脱毛の痛みは「ゴムでパチンと弾かれたような痛み」とよく言われますが、鼻下ではそれより強い痛みを感じる人も。中には、体がビクッと跳ねてしまうほど痛いという人もいます。

どうしても痛くて耐えられない場合は、無理せずにスタッフに伝えましょう。脱毛機の照射の出力を調整したり、冷却をより入念に行ったりしてくれるので、痛みが緩和されるでしょう。

医療脱毛であれば麻酔を使用してもらうこともできるので、施術前に申し出ておきましょう。

効果を実感するまでの回数は?

鼻下脱毛を受ける際、一体何回通えば効果が得られるのかわからないという方も多いと思います。

医療脱毛クリニック・脱毛サロンそれぞれの、効果を実感できるまでに必要な回数はこちらです。

効果を実感できるまでに必要な回数
  • 医療脱毛クリニック:3〜5回
  • 脱毛サロン:6〜8回

一般的に、医療脱毛では3〜5回、脱毛サロンでは6〜8回程度で効果を実感する方が多いです。

しかし、この段階ではほとんど自己処理がいらない状態になってくるものの、まだ毛が生えてくることもあります。完璧にツルツルの状態を目指すには、医療脱毛で8〜12回、脱毛サロンで12〜18回程度かかります。

これらはあくまで目安であり、肌の状態(肌色・乾燥や肌荒れの有無など)や、毛の状態(量・太さ)によって個人差がある点は理解しておきましょう。

鼻下脱毛の注意点:日焼けと乾燥には注意

鼻下脱毛をする際の注意点として、脱毛期間中は、日焼け・乾燥対策を万全にしておきましょう。これは、鼻下以外の部位を脱毛する場合にも大切なことです。

特に日焼けは肌へのダメージが大きいため、脱毛にも悪影響があります。まずは、こちらの画像をご覧ください。

日焼けによる肌のダメージ

上の画像を見ると、日焼けでダメージを受けた肌はバリア機能が低下して水分が失われ、外部刺激に弱くなることがわかります。そのような肌にレーザーや光を照射すれば、さらに肌はダメージを受け、肌トラブルに発展するおそれがあります。

また、脱毛機の多くは、毛の黒いメラニン色素に反応させる仕組みです。そのため、日焼けによって肌が黒くなっていると、レーザーや光が肌にも反応してしまい、痛みが強くなったり、脱毛効果が弱まったりすることがあります。

日光によりダメージを受けた肌に脱毛レーザーの刺激を与えると、ますます肌はダメージを受けるため、肌トラブルのリスクが高くなるのです。そのため、日焼けをした後は、脱毛を断られることがあります。(中略)この状態で脱毛レーザーを照射すると、いつもより強い痛みを感じる可能性が高くなります。

肌が乾燥している場合も、日焼けと同様にバリア機能が低下しており、肌トラブルを起こしやすい状態です。

日焼けや乾燥がひどい場合には、施術を受けられないこともあります。脱毛期間中は、UVケアや保湿ケアを入念に行うようにしてくださいね。

差し歯や矯正をしていても施術できるの?

鼻下脱毛をする際は、口元に近いため、差し歯や矯正をしていても施術できるのか、気になる方もいると思います。口の中に金属やセラミック剤が存在することで、脱毛のレーザーや光が反応してしまうのでは?と心配になってしまいますよね。

ほとんどの医療脱毛クリニック・脱毛サロンでは、差し歯や歯列矯正をしていても問題なく施術を受けることができます。

ただし、差し歯や矯正器具に熱がこもって破損・火傷する可能性を考慮して、施術をしないサロンもあるようです。

また、ガーゼを挟んで保護することで、トラブルや痛みを防ぐ対応をしているところもあります。

脱毛機を肌にあてる際に矯正器具が口内に触れ、痛みを感じる可能性があります。その場合、痛み軽減に向け、ガーゼを挟むなどの対応をいたします。

歯への影響が心配な方は、カウンセリングの際に施術可能かどうか確認しておきましょう。

鼻下を含む顔脱毛でおすすめの医療脱毛クリニック・脱毛サロンについては、以下の記事で紹介しています。どのクリニック・サロンに行けばいいか迷っている方は、ぜひご覧ください。

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